忘年会シーズンたけなわ。
年を追うごとに、そして歳をかさねる程に忘年会の類いに参加しなくなってきた私だが、今年に限っては私も例外でなく忘年会シーズンたけなわである。
12月20日金曜日は、恵比寿で2時半過ぎまで飲んでいたのだが、恵比寿駅のタクシー乗場は100人以上が列をなしているように見えた。
どれだけ待てば自分の番がくるのか見当もつかない列に並ぶよりも、歩けるところまで歩く方が建設的だと(これもトレッキングの練習になるかもしれない)覚悟を決めて歩き出す。
すると目黒の手前で丁度客を降ろしているタクシーに出くわし、恵比寿のタクシー乗場を見限ってから15分程で運良く車上の人となった。
翌土曜日は当然の結果として昼過ぎまで惰眠を貪る。
そしてこの日も夕方から新宿で忘年会なのであった。
私にしてはとても珍しく、前夜の酒が抜けておらずに酒を飲みたいという気にならない。
水をがぶ飲みした後に向かった先は最愛の温泉銭湯、草津湯だ。
二日酔いにサウナは危険というけれど、温泉にのんびり浸かり、マッサージ風呂で凝りをほぐした後、仕上げにサウナで汗を流すと気分サッパリ。
リフレッシュして新宿の忘年会へと向かった。
翌日曜日ももれなく二日酔い。
昼過ぎまで寝たいところを実家からの呼び出し電話に起こされて、車を出してご奉公。
帰宅は夕方となり、夕食に取り掛かるにはまだ少し早いという微妙な時間帯、そして唐突にこの日は冬至なのだと思い当たり、柚子湯にでも浸かりますかと二日続けて草津湯へと向かった。
源泉かけ流しを謳う天然黒湯温泉の湯船に、大量の柚子が入った布袋が浮いていた。
強い柑橘類の香りに、何とはなしに気分がよくなる。
各種マッサージ風呂であちこち凝り固まった身体をほぐし、仕上げにサウナに入って気分爽快。
風呂上がりにロビーで瓶ビールを楽しめる点も、私が草津湯を愛する理由のひとつだ。
相変わらず湯船にタオルを浸す、水風呂に潜る等、客の民度は猛烈に低いけれど、そこも含めて味なのである。
冬至。
18時過ぎにはとっぷりと暮れている。
明日からは日増しに日照時間が長くなるのだ。
私の人生にも光は射すだろうか?