Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

はてなブログ開設

約12年に亘り続けてきたYahoo!ブログのサービス終了に伴い、いっそのことこのままブログを止めてしまおうかとも考えたが、結局はてなブログに場所を移して駄文の発信を続けることにした。

 

以下はYahoo!ブログ終了に寄せて書いた文章である。

 

 

私は今、大変に切ない想いを抱いている。


駄文を連ねた私のブログに何の価値もないことは充分に承知しているし、いつ止めてもいいやという気持ちも常にあったように思うのだが、それでも止める時は自分の意思、あるいは何らかの物理的要因(病や死、或いは世界からインターネットが無くなる等)による理由が望ましかった。

まさか運営側の都合によって、強制終了を余儀なくされるとは、予想だにしなかった事態である。

気が付けばYahoo!SoftBankと私の日常生活は浅からぬ関係性が生じているけれど、自らの意思で選んだものがある一方(例えばYahoo!ブログ。今にして思えばこの選択自体が大失敗であった)、携帯電話に関しては、そもそも東京デジタルホンという会社と四半世紀前に契約したものが周り回ってSoftBankとなった謂わば成り行きであり、またおどおどして気の毒な携帯ショップの新人店員の勧めにうっかりイエスと返事していまった為に(それは同情心に違いない)、電気代もSoftBankから請求がくるようになってしまった。

Yahoo!SoftBankという会社は、効率最優先の経済原理の世界にどっぷりと属するものだ。
そしてその急成長を成し遂げた拡大路線、時に強引とも思える手法は私の目にはあまり好ましく映らない。

(歴史ある幾つかの大企業のように)文化の担い手としての役割を果たす企業となるにはまだまだ遠く及ばないのだろう、と個人的には思う。

 

芸術とか表現というものは、効率とは真逆に位置する存在だ。
そこには効率という概念は基本的に存在せず、美への希求と追及がある。
Yahoo!SoftBankという企業の今現在の有り様は、文化・芸術との親和性が低いと言わざるを得ない。
故にブログというプラットフォームとも親和性が低かったのだろう。
集金システムとしては余りにも非効率だからだ。

そんな訳で、私自身との相性もきっと悪いに違いない。
私が文化的だとか芸術的という意味ではないが、私は自分のブログを表現の範疇に属するものと考えており、それは本質的に集金システムとは異なるものだ。
そして私は拝金主義とか効率第一主義とは基本的に距離を置きたいと常に思っている。
美しくないからだ。

 

このままブログを止めるのは癪に障るので、書き溜めた駄文のアーカイブ化を図る為、はてなブログに新規開設することにした。

しかし、ただ引っ越すというのも別の意味で癪に障るような気がする(何だろう?)ので、タイトル等は一新する。

 

しかし私に書けることは、タイトルを変えようと、プラットフォームを変えようと、代わり映えしないであろうことは間違いない。

よって新天地でも駄文を書き散らす愚行を行けるところまで続けることになるだろう。

 

 

という訳で、はじめましての方もいらっしゃるかと思いますが、改めまして宜しくお願い申し上げます。

 

ちなみに、はてなブログを選んだ理由は、Yahoo!ブログが移行ツールを提供した4つのサービスの中で、最も「文章」を大切にしていると思えたからであります。

さて、どうなりますかね。