Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

諏訪大社参詣

何度も何度も諏訪湖を訪れているのに、かの有名な諏訪大社には行ったことがなかった。

私が諏訪湖を訪ねる目的は、観光ではなく諏訪湖畔をランニングすることだからなのだが、諏訪の神様に挨拶をしないでそのお膝元で走るというのも、もしかしたら不遜なことなのかもしれない。

 

そんな訳で、朝から諏訪湖一周ランニングを終えた私は、初めての諏訪大社参詣を。

 

さて、予備知識として、伊勢神宮に外宮と内宮があるように、諏訪大社にも下社と上社の2つがあることは知っていたのだが、どちらから先に参拝するべきかスマホで調べたところ、下社には秋宮と春宮、上社には前宮と本宮のそれぞれ2つの神社があることが分かった。

出羽三山熊野神宮のような一大神社エリアではないか!

 

やはり廻り方にも作法があるそうで下社秋宮→下社春宮→上社前宮→上社本宮の順番で廻るそうである。

そんな訳で、カーナビの行先を下社秋宮にセットして出発!


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下社秋宮。


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この青銅製の狛犬は、国内最大なのだそうだ。


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お参りの行列。

有事の時こそ神仏を恃みたくなるのは古よりの人の世の常。

私は遠くから手を合わせて祈るのみ。


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諏訪湖と言えば御柱祭、そして今年のGWに諏訪湖合宿に来た際は正に7年に一度の御柱祭の真っ最中だった。

という訳で、今春に立てられたばかりの御柱と思われる。

毎回死者が出るのも頷ける巨大さである。

各神社にこの御柱は二本ずつ立てられていた。


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下社春宮。


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御柱


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ここも行列が出来ていたので、遠くから手を合わせるのみ。


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御柱


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上社前宮。

下社からは10kmも離れている。

 


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ここが最も秘境感のある神社だった。


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御柱


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上社本宮。

やはりオオトリを飾るに相応しく、最も規模が大きくて、最も神々しい。


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御柱


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入口御門を通って神社の奥へ。


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熊野を思い出す雰囲気ですな。

確かに神とか、神的な何かの存在を感じる。


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おおっと、江戸時代の伝説の力士、雷電の像が。

手形は人間のものとは思えないほど大きく、こんな手で張り手を食らったら、私は即死すると思われる。

 

これにて諏訪大社を全て巡り、パワー・マシマシになった。

しかしまだ午後2時とホテルに戻るには時間が早く、他に見どころはないものかとスマホで検索すると、気になる石仏がヒットしたのであった。


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それがこちら、万治の石仏

下社春宮から歩いてすぐのところだ。

詳細はこちら


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スフィンクスみたいにも見える。

こんな石仏は確かに見たことがないな。

円空仏・石像版、という感じか?


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伝説。

ちなみに円空は1632年に生まれ、1695年に亡くなったそうなので、偶然にもこの石像の伝説は、円空存命時のものだということになる。


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近くを流れる清流。


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岡本太郎先生の揮毫による石碑。

 

諏訪の深淵に触れた気がする一日だった。