Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

酒蔵信濃(上田)

長野マラソンのゴール、南長野運動公園からシャトルバスに乗り篠ノ井駅へ。


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初めての篠ノ井駅

かくのごとく哀愁ステーションであります。

お行儀悪く缶ビールを飲みながら列車の到着を待つ。

ここからしなの鉄道に乗り、友人のDDVセンパイ(仮名)の営む葡萄園、通称DDVineyardのある上田に移動するのだ。

 

長野マラソンのついでに、上田でDDVセンパイ(仮名)と飲むつもりで宿を押さえていたのだが、生憎と諸事情で埼玉から出られなくなってしまったという。

 

それでも折角長野まで来ているのだ、御当地グルメと旨い酒を楽しんでから帰ろうと、私は宿をキャンセルすることなく上田泊を選んだ。

 

何度も泊まっているルートイン上田は人工温泉ながらサウナ完備の大浴場があるのでマラソンで疲れた身体の湯治にも丁度良いのである。

 

チェックイン時刻よりかなり早く上田に着いてしまったので、駅前の居酒屋でビールを飲みながら暇潰し。

 

一番乗りでホテルにチェックインすると、ランニングウェアを洗濯しつつ、大浴場でのんびりと入浴。

広い風呂がほぼ貸し切りである。

 

洗濯物を乾燥機に突っ込んだら部屋で追加のビールを流し込む。

しかし、走った後のビールはなんて美味いのだろうか?

 

洗濯と入浴を終えて、ようやく私の長野マラソン2024が終わった。

さぁ、打ち上げの始まりだ。

ここまで散々飲んだことは置いておく。


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駅前の雑居ビルに佇むは酒蔵信濃

ロケーション的にも店名的にも普段の私であれば絶対にパスする店だが、一度DDV夫妻と葡萄収穫祭の前日に訪れたことがあり、なかなか味のある良い店だったのである。

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瓶ビールとお通しのポテサラ。

五臓六腑に染み渡る。


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馬刺と野沢菜

馬刺は微妙っちゃ微妙なんだけど、野沢菜はハッとするような旨さだ。


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純米酒、福無量。

感無量。


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こちらは実家の可愛い福ちゃんであります。

これぞ福無量。


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辛味噌巻き。


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締めは上田を代表する地酒、亀齢の御当地限定バージョン。

フルマラソンを走った後は内臓がダメージを受けて食欲がわかないのでこれにてお会計。

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薄暮上田駅。 

 

コンビニでワインとサラミを買い求め、フラフラとホテルへ戻った。

 

良い1日だった。

本当に良い1日だった。

 

長野マラソン2024

天は我に味方した。

 

1週間前から出ていた雨予報は曇りに変わり、2日前までの季節外れの猛暑は収まり最高気温は18℃予報、更に風も殆ど吹いていない。

 

あとは己を信じて42.195km走るのみだ。

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スタート地点の運動公園は市内中心部からのアクセスが悪く、電車とシャトルバスを乗り継がねばならないらしい。

私は金で解決することにして、ホテルまでタクシーを呼んだ。

荷物を預け、トイレに2回行き、経口補水液ジェルでカフェイン錠剤(疲労を感じにくくする御守)とロキソニン(尿意を遠ざける御守)を流し込み、スタートブロックに号砲30分前に入る。

朝は肌寒いかもと100均の雨合羽と軍手を身に着けていたが、湿度が高く無風のコンディション、人いきれでむしろ暑さを感じ、いずれも早々に脱ぎ捨ててゴミ箱へ。

 

さぁ、いよいよ本命レース、私的大一番のスタートだ。

プランは決めてある。

最初の5kmを27分。以降5km26分で巡航。

出来れば30kmから上げて3時間40分切りを目指す。

 

レースの入りのシュミレーションは何度もやったし、4週間前のハーフマラソンで突っ込む訓練もした。

アップダウンの多い熊本マラソンは精神修養になったし、あとは自分を信じてプランを遂行するのみである。

何も難しいことはない。


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制限時間5時間と厳しめの長野マラソンはシリアスレース。

仮装も禁止だし(これは個人的には嬉しい)、目標タイム3時間40分の私に割り振られたスタートブロックはなんとF。

このブロックの先頭には3時間45分ペーサーがいた。

3時間40分切りを目指す私は、なるべく早いうちに抜く必要がある。

 

8時30分にスタートの合図。

ロスタイムは2分30秒程だったが、最初の1kmは5分25秒とほぼ予定通りで入れた。

混雑しているうちは何も考えずに3時間45分のペーサーに着いていけばいい。

 

コース上は混雑しているものの、周りの人達は皆同じようなペースで走っている為、走り難さは感じない。

しかし、風が弱く湿度が高めのせいか、人いきれでモワッとした熱気が凄くて、3km過ぎで早くも汗だくに。

これは初めての経験だが、5kmの最初のエイドで早くもスポドリに手を伸ばす。その後も多くのエイドのお世話になったのだが、マラソンも9回目ともなるとエイドの寄り方にも慣れてきて、タイムロスは最小限に留める術と、走りながら水を飲むテクニックも身に付いた。

 

9km手前で急に人口密度が高まり走り難くなったが、これは3時間45分ペーサーに追い付いたからであった。ペーサーの後ろはランナーが固まるのが常なのだ。

隙間を見つけたらペースを上げて一気に集団の前に出る。

 

さて、ここから先は自動運転モードに切り替えて淡々と同じペースを刻むのみだ。

 

25km辺りで左のお尻が痛み始めた。

次いで右の腿も張ってきた。

そう言えば、いつも痛くなるのは左のお尻と右の腿だ。

走り方がおかしいのだろう。

でも今フォームの改善について悩むのは適切ではない。

痛みの事も一旦棚上げして、ただ前に進むことだけを考える。

 

余裕は全く無かったが、30kmから少しペースを上げてみた。

私はいつも30kmから上げることを自らに課しているのだ。

 

かなりいっぱいいっぱいだったが、35kmから更に少しペースを上げてみた。

私はいつも35kmから更に上げることを自らに課しているのだ。

そして学んだのは、僅かながらも気持ちでペースはちゃんと上がるということ。正にマラソンとはメンタルのスポーツでもある。

 

41km付近で本当の限界を感じたが、ここまでくればもうこっちのものである。

遠くにゴールの競技場が見えてきたら、気合で脚は動くのだ。


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最後はいつ失速してもおかしくないような極限状態に陥りながらもゴール!

これ以上1秒だって削り出せないような、自らの力を100%出し切ることが出来た実感があった。


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公式記録はネットタイムで3時間36分4秒。

今年の2月に熊本城マラソンで記録した自己ベストを一気に5分8秒更新することが出来た。

過去一番の会心のレースであった。

悦び50%、安堵感50% 、そしてもう走らなくて良いという解放感は無限大である。

 

丁度1週間に55歳になってしまった私は、四捨五入すると60、ついにアラカンの仲間入りをした。

日々様々な局面に於いて、自らの衰えを自覚する。

啞然とすることも増える一方でる。

加齢とは、今まで普通に出来ていたことが出来なくなっていく残酷なプロセスだ。

 

しかし、走ることに関しては、私は右肩上がりであり、今までの人生で今が一番速いのである。

3時間36分という記録が如何に平凡で無意味なものであっても、私にとっては一つの達成なのだ。

 

今日だけは自分自身を祝福し、自分の努力を労おう。

 

と同時に、参ったなという想いも芽生えた。

3時間30分切り、所謂サブ3.5が射程圏内に入ってきてしまったからである。

恐らくは3時間40分を切ったランナーは皆意識するであろうターゲットだ。

 

本当に参ったな。 

 

一体どうやってここから6分も削り出したらいいのだ?

 

山小屋(長野)

いよいよ決戦の地、長野へ。
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新幹線の中でもカーボローディング、深川めし


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勿論ビールも欠かせませんな。

 

しかし、上田のDDVineyardには毎回車で行っているのだが、常態化している環八と関越道の渋滞に5時間かかったりするのだけれど、新幹線だと長野は拍子抜けする程近い。

 

長野駅に着いたら、シャトルバスに乗り受付会場の長野ビッグハットへ。

駅から2km以上離れており、アクセス悪いなと思ったのだが、スタート地点の長野運動公園は市内中心部から5kmも離れているし、ゴール地点の南長野運動公園篠ノ井駅から3km離れているなど、どこもかしこもアクセスが悪いのであった。

不便を楽しむ、それが長野マラソンというものらしい。

 

ビブスを受け取り、エクスポを冷やかし、シャトルバスで長野駅に戻ったら、遅めのランチはカレー狙い。

 

長野駅、カレーで検索したところ、ヒットしたのが山小屋という店だ。


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路地裏の隠れ家的なお店。納豆カレーの元祖とな?

納豆カレーは大好きなので、これは頼まない訳にはいかない。


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コールスローのキャベツがハッとするような旨さ。

流石は長野の高原野菜。


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瓶ビールには柿の種がつきます。


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ビーフきのこカレー、トッピングは生卵と納豆。

チャツネが効いた甘味を強く感じるカレー。

刺激物はお腹を壊すリスクがあると中辛にしたのだが、ここは恐れずに辛口でいくべきだった。

でも悪くないカレーです。


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濃厚なヨーグルトアイスもついてきた。

牛乳が苦手な私には、いささか濃厚過ぎた。

私は安っぽいカルピスみたいなヨーグルトアイスの方が好みなのだ。

 

雰囲気含めて良い店でした。

 

さて、子供の時分から忘れ物が多いタチだったワタクシ、ランパンの下に履くパンツと下痢止めを忘れたことに気付き、スポーツ用品店と薬局経由でホテルに向かった。

三好弥(江戸川橋)

金曜日も引き続きカーボローディングの日。

ランチは何処に行こうかな?

少し考えた末に出した結論は三好弥@江戸川橋


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オーダーはカツカレーと悩んだ末の半熟オムライスであります。

御椀と比較すれば、このボリュームがお分かり頂けるでしょう。

普段だと多過ぎるような炭水化物量も、今日はカーボローディングの名の下に正当化される。

素敵、カーボローディング!

 

味もなかなか。

値段もなかなかですけどね。

 

豊富な定食メニューもあれこれ試してみたくなるな。

 

ランナーは米を食べるべき、もっとこの店と仲良くしてもいいかもしれない。

BASSO江戸川橋

木曜日のランチはカーボローディングを開始するタイミングであったので、BASSO江戸川橋へ。

 

巌哲同様、オフィス移転後物理的に遠くなってしまい、訪問の機会が減っているのは困ったものだ。


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カーボローディングメニュー、特製つけそば中盛。

券売機には玉ねぎトッピングのボタンが消えていて残念至極。

 

しかしこの自家製中太麺の旨いことよ。

むっちりと小麦が詰まった麺、水での締め加減も完璧で、このまま食べても旨い。

 

つけ汁も旨いよね。

酸味と甘味を感じるスープは大枠で捉えれば東池袋大勝軒の流れを汲んでいるけど、この出汁感はBASSOならでは。

 

特製トッピングの2種のチャーシューと極太メンマと味玉もすべからく旨い。

 

旨い✕旨い✕旨い=めちゃくちゃ旨い!

 

かつてはペロリと食べられた中盛の麺が、今では手強い。

加齢と共に基礎代謝が下がっているので、若い時ほど食べられるのは自然なこと。

心の声を聞く自己内対話がしっかりと出来ていれば、肥満になることはないのだ。

まぁね、今は多少太ろうとも、身体にカーボハイドレイトを蓄積することが求められている。

 

最後はスープ割をもらってごちそうさま。

 

やはりBASSOはつけそばがいい。

もつ焼きばん(祐天寺)

暮れなずむ祐天寺の街。
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この赤提灯が好きだ。

もつ焼きばん。

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先ずは赤星大瓶を。


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今日は火曜日玉子の日。

懐かしいな、このサービスの恩恵にあずかること自体が。


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おしぼりは紙おしぼりに変わっていて少し残念。

でもこれも企業努力の一つのかたちではある。


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汁豆腐半丁。

これぞばんの味。

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2杯目はばん名物のレモンサワー、そして串はフランス塩、テッポウタレ、シロ味噌。

旨い。


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はんぺん。

旨い。


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ナカおかわり。


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締めて2210円は安いなぁ。

普段使いには理想的な店だ。

問題は東横線副都心線の直通運転が始まって以降、祐天寺で降りる機会が激減したことで訪店機会も激減してしまったこと。

 

それでも我が最愛の店の一つであることに変わりはないのだ。

また来よう。


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ん?

なんだ、チミは?

 

 

いきなりステーキ門前仲町店

やぁ、みんな( ゚д゚ )!

ボク、いきなりステーキを憐れむ会の会長、sympathy for ikinari君だよ!

 

軽く痛めた左脚の調子がまだ悪く、門前仲町のスポーツ鍼灸院を訪ねることにしたんだ!

 

ここの院長はマラソンに関する書籍も出しているサブ3ランナーで、施術を受けながらのマラソン談義も楽しいし、ボクの筋肉の状態も詳しく解説してくれるから、家からも会社からも遠いけど、たまにお世話になっているんだ!

 

前のアポと次のアポの合間にポッカリと空いた隙間に上手い具合に予約が取れたのだけど、前の商談が早く終わっちゃったもんで、門前仲町駅に着いたのは診療の1時間も前だったんだ。

ま、ランチタイムに当てれば丁度いいか!

 

試しにいきなりステーキで検索すると、なんと門前仲町に店があるじゃないか!

sympathy for ikinari君としては、行かない訳にはいかないわ!ハハハ!


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プラチナ会員特典の生ビール。

追加購入のグラスワイン赤。


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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

赤身がウリのブレードミートステーキ300g。

 

ううむ、やけにパサパサした肉質だな。


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ステーキは塩胡椒のみで食べたい派なんだけど、あまりにもパサパサしているので目新しいソースをかけて味変。

歳を重ねると赤身が好きになるとはよく聞く話だけど、ボクは少しは脂がのってないとヤダね。

以前ブレードミート試した時はここまでパサパサしてなかったので、たまたまかな?

いずれにせよ赤身肩ロースの方がマシだと思ったよ。

 

さてその後はほろ酔い加減の満腹で鍼灸院へ。

脚とお尻の筋肉を褒められ、これなら最後粘れるから自己ベスト更新いけますよ!と言われてすっかり上機嫌。

sympathy for ikinari君は褒めて伸ばすタイプなのさ、ハハハ!

じゃあみんな、またね(^_^)/~