Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。フルマラソン・サブ3.5を本気で目指すことにしてしまった。

巌哲(早稲田)

厳しい残暑。

それ以上にキツいのが、残湿だ。

いったい何なのだ、この異常極まりない蒸し暑さは!

 

それでも今年限りの巌哲さんの至高のメニューを味わう為に、猛暑猛湿の中を早稲田まで歩きましたよ、私は。

店に着く頃には滝汗で全身ずぶ濡れ状態だ。


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鮪塩冷やし、大盛。

お値段驚愕の3000円。

しかし、ラーメンだと思うから高いのであって、鮪塩冷やしという名の完成された和食だと思えば、その価格は妥当と言えるかもしれない。

 

大振りの漬け鮪のスモークが4枚。

ローストビーフが3枚。

角切りの山芋と九条ネギ。

そして絶品自家製麺に、出汁香る冷たいスープ。

完璧すぎる調和だ。

 

四捨五入すると還暦になってしまうアラカン世代の私には、麺量300gの大盛は多過ぎるのだが(並盛では200g)、大盛は麺のみならず漬け鮪スモークも1枚増量、この完璧すぎる調和をとことん楽しむためにはこれが最適解なのである。

 

一般的に冷やしラーメンは冷たくてエッジがボヤけるのを防ぐために塩味を強めに仕上げるのが定石だが、和に拘る巌哲さんは出汁感を強めて味付けは薄め。

流石です。

塩味が強すぎると繊細な極上麺が台無しですからね。

 

完食・完飲でごちそうさま。

 

この幸せな一杯が来年は食べられないことが決まっている。

願わくばもう一度味わいたいところだが。