先日麺を食らって面喰らった春の限定に狙いを定めてMENSHOへ。
よく、二郎はラーメンではなく二郎という食べ物だ、という言説を耳にしますが、
こちらのMENSHOの春の限定も、
「甘えびと桜えびのビスクらぁめんは、ラーメンではなく甘えびと桜えびのビスクらぁめんという食べ物だ。」となります。
数年前、M-1グランプリを制したマヂカルラブリーのネタが「これは漫才なのか?」という議論を巻き起こしたように、私のなかの上沼恵美子的な部分が「これはラーメンじゃない!」と憤り、私のなかの松本人志が「美味しければ何でもアリなのがラーメンだ!」と激しく肯定する。
ひとつだけ言えるのは、発想の飛躍が尋常ではなく、正に天才の仕事である、ということ。
えびの風味をトマト味のスープが纏める完全に洋食なラーメン。
スープスパゲティを食べているかのような気持ちに。
天才職人の芸術に酔いしれてご馳走さま。
ラーメンの可能性は無限大だ。