初めてのハーフマラソン、千葉県旭市の飯岡しおさいマラソンに出場を決めたのは、昨年の晩秋のこと。
記録を狙うでもなく、4週間後に迫ってきたフルマラソンの調整の為のレースという位置付けで、スタートは10:10なので釣りに行くよりも遥かに余裕で日帰り可能なのだが、私にとってのマラソン大会とは旅行も兼ねているので、前泊することにした。
総武本線の旭駅から程近い郷金旅館。
昭和の雰囲気漂う二階建ての宿は、バス・トイレ共同だが、2食付きで6500円+税という破格。
楽天トラベルのレビューも滅茶苦茶高く、無機質なビジネスホテルより面白そうだとトライしてみたら、これが正解だった。
チェックインしたら先ずは大浴場へ。
温泉などではなく、巨大化した家庭風呂といった趣で、湯船には追い焚き機能すらなく、正に昭和感全開の風呂であったが、後に知ることになるのだけれど、この日の宿泊客は私の他は翌日私と同じく飯岡しおさいマラソンを走るという素泊まりの女性のみ。
貸し切りには広すぎる風呂は、なんとも贅沢なものであった。
共同トイレも清潔感がありウォシュレット完備。
これなら文句はありません。
夕食は部屋食。
いやー、オッサンひとりの為に申し訳ない。
お米と豚肉。おひつに入ったご飯は茶碗5杯分くらいあって、とても食べきれない。
鍋を開けるとはまぐりの酒蒸し。
いいね!
これは翌朝の朝食。
朝食は部屋ではなく食堂で頂くのだが、私ひとりの分しか用意されておらず、女将さんに他の宿泊客はいないのか尋ね、私と素泊まり女性の2人のみだということが判明したのだった。
実に良い宿だったな。
もしもまた飯岡しおさいマラソンを走る機会があれば、次回も是非泊まりたい。
コロナに負けずに頑張って欲しいものである。