私の敏感なセンサーが早くも花粉を捉え始めたのは1週間程前のことだが、いよいよ耐え難く目が痒くなってきた。
しかし不思議なものだと思う。
最近の私の物忘れの酷さは相当に悲惨なもので、悲しくなるから例は挙げないが、身体は律儀に花粉を異物と捉えて排除する反応を、1年近くブランクがあってもキッチリと覚えているのである。
うっかりと3月頭のフルマラソンにエントリーしてしまった私は、早め早めの手当てで極力症状を悪化させないことが最重要であり、会社を抜け出して毎年お世話になっている耳鼻科を訪ねた。
まぁ、毎年お世話になっているだけに、話も診断も早くて助かります。
この耳鼻科のすぐ近くには、立ち食いそばの名店、豊しまがある。
診察を終え、薬を受け取ったのはランチには少し早い時間であったが、ついでとばかりに立ち寄った。
オーダーは肉玉そば。
狂った厚切り肉の乗った方ではなく、ノーマルな肉そばだが、それでも肉がデカい。
厚さが違うだけで大きくカットしたバラ肉が1枚、この形が豊しまの拘りのようだ。
濃いめの汁に柔らかいそば、そして甘辛く味付けした豚バラ肉に生卵。
チープながらも悪くない。
立ち食いそばとは日本の食文化のひとつなのだ。