土曜日。
11時頃から走りに出たら、程なく雨が降り始めた。
昨年12月22日以来雨が降っていない東京、これは恵みの雨と言えるだろう。
そして、次に雨が降ったらランオフしようと思いながら、昨年12月22日以降休みなく走り続けていた私だが、もう走り出しちゃっているので、雨に濡れながら予定どおりに14km弱を走り、結果として休むチャンスを逃してしまった。
汗と雨で濡れたランニングウェアを洗濯し、シャワーを浴びたら、大鳥居のスポーツ鍼灸院へ。
左膝に痛みまではいかない違和感があり、早めのケアが大切である。
保険診療に加えて前股に鍼を4本打ってもらい、劇的に効いた訳ではないが、少しはマシになったような気がしないでもなく、治療費を払って鍼灸院を後にする。
しかし、私の日常というのは、なんと味気ないのだろうか。
毎日早起きして走り、窓際を温める為だけに会社に行き、定時を待ちわびて会社を出て、安酒を呷ってさっさと寝て、また翌朝まだ暗いうちから走りに行く。
その空虚を埋める為に、マラソン大会に出たり、曲を作ったり、レコーディングしたりしているのかもしれない。
行為は代替的ではなく、主体的かつ目的的であって欲しいのだが、なんだか自信がない。
さて、ついでのランチも完全にルーティン化している、イレブンフーズ源流にて。
缶ビールを飲みながら着丼を待つ。
本当は中瓶があるとより嬉しいのだが、それでもカッコつけてる小瓶よりは飾り気かないだけマシだ。
オーダーはラーメン並(麺硬め)+ネギ。
おろしニンニク、すり胡麻、魚粉を入れ、ネギを丼に移してからいただきます。
旨い。
肉体労働者の祝祭的に旨い。
無理やりカテゴライズするなら家系同様にラーショの派生系といったところだが、玉ねぎ、キクラゲ、生姜風味と、とにかく独自性が素晴らしい。
唯一無二を味わえる幸せ。
そう、こうして小さな幸せを積み重ねることも大切だ。
いつしか雨も上がっていた。