ランチはお蕎麦な気分。
ところで、我がオフィス界隈では、お気に入りの蕎麦屋がコロナ前に相次いで閉店してしまい、今ではすっかり蕎麦難民。
しかし、辺りに立ち食いソバの名店が幾つかあるのだった。
立ち食いソバ屋が蕎麦屋を駆逐してしまったのだろうか?
豊しま。
ずーっと「とよしま」だと思っていたのだが、食べログによると「としま」らしい。
知らなかったな。
ソバが旨い天かめ、丼物とのセットが有名な山吹の方が個人的には上位にくるが、久し振りに豊しまの肉そばが恋しくなった。
じゃーん!
厚肉そば+玉子770円。
見ての通り、巨大な豚バラの乗った、狂った立ち食いソバであります。
純粋にソバの味だと、天かめ>山吹>豊しまの順なのだが、この狂ったトッピングは豊しまでしか味わえない。
それにソバ自体も決して悪い訳ではなく、桜木町の川村屋や、留萌駅の名もない駅そば屋を彷彿させる、ある意味で正しい立ち食いそばの味がするのだ。
やはり立ち食いそばも、ひとつの日本の食文化であることは間違いない。
恐らくは鉄道少年であった昭和50年代に、品川駅のホームに佇む立ち食いそば屋がある種の憧れであった為に、私の中では今でも立ち食いそばを偏愛する傾向が残っているのかもしれない。