Everything in Its Right Place

釣り、旅、音楽、食事、酒場探訪、ジョグ等々

一麺入魂らーめん潤 蒲田店

8連休なんて、あっという間だな。

 

冬休み最終日、今年はまだ一杯も食べていないラーメンを求めて、蒲田の街に繰り出す。


f:id:OKComputer:20230104164505j:image

瓶ビールは100円値上げで600円。

更に、小皿のオツマミが提供されず、実質的には大幅な値上げである。


f:id:OKComputer:20230104171850j:image

トッピング全部乗せのマル得ラーメン、1200円。コールは麺硬め、玉ねぎ多め。

段階的に値上げが続いていたので、前回食べた時は1100円だったか1050円だったか覚えていないが、まぁこのご時世、こんなもんだと納得せざるを得ない価格だ。

卓上の豊富な調味料から、柚子胡椒、おろしニンニク、黒胡椒を加えて頂きます。

 

久しぶりだけど、やはり旨い。

煮干し香る醤油スープにはたっぷりの背脂と刻み玉ねぎ。極太麺に厚みのあるチャーシューに存在感のある煮卵。プラス方向の調和である。

岩のりがアクセントとして実に良い仕事をしているなぁ。


f:id:OKComputer:20230105094120j:image

「ビールのオツマミです。」

は?

ラーメンを半分以上食べ終え、ビールはグラス半分だけ残っているタイミングで、唐突にカレー風味の玉子サラダがサーブされた。

オツマミは廃止になったのではなく、店員が出すのを忘れていただけだったのだ。

みつをに言われるまでもなく、人間だもの、忘れることはあるさ。

でも、「すいません」とか「遅くなりました」とか「忘れてました」とか、何らかのエクスキューズなり詫びがあってもいいんじゃない?

もうこちらは最終着陸態勢に入っているのだ、今更何事も無かったかのように前菜出すかね?

 

そうなのだ。

私はこの店のラーメンが割りと好きなのだが、人がらみで残念な思いをすることが多くて、余り脚が向かないのである。

実はこの日も田中そば店を訪ねたら、まだ正月休みの最中だった為に、代替案でこちらに来たのが正直な経緯なのだ。

 

なんだか微妙な気持ちで玉子サラダをつまみ、ビールを飲み干し、ラーメンを食べ終え、白けた気持ちで店を出た。

もしもここがアメリカならば、私は抗議の意味を込めてチップにニッケルかダイムを1枚置いて終了だが、生憎とここは日本なので、ご馳走さまでした!の代わりにごちそうさんと乱暴に言ったのだが、これはむしろ自分の民度を自分で下げたような感じがして、更に気分が悪くなっただけだった。

 

なんだか嫌な休みの締め方だ。