前日、ソムリエ資格を持つ吉瀬美智子似の美人女将と、ミャンマーの麻薬王みたいな強面大将2人の営む護国寺の焼鳥の大名店、「そかろ」にてサマーな後輩(仮名)とガッツリと飲み食いした結果、酷い二日酔いとなった土曜日。
全然覚えていなかったのだが、早朝トイレに起きたついでに水を飲みにキッチンに行ったところ、流しに空き缶とビールグラスとショットグラスがあり、どうやら私は帰ってから更にビールとウイスキーを飲み直したらしいのであった。
そかろは吉瀬美智子似の美人女将の拘りのボトルワインが揃っているのだが、ナパ・ヴァレー産のグラスワイン5種の取り扱いを始めており、我々ばビールを2杯ずつ飲んだ後、コートデュローヌ1本、変わった国(忘れた)産のメルローを1本空けた後に、ナパのグラスを2杯ずつ空けたのであった。
そりゃ酔うわ(記憶なし)。
そりゃ高いわ(2人で37000円)。
飲み過ぎて重たい身体を引き摺るようにして、昼頃からランニングに出掛ける。
時計を見ずに気持ちいいと思えるペースで 15km程コンディショニングの為のジョグで整えたところ、酒は抜け、身体も軽くなり、今宵も美味しい酒が飲めそうだった。
夕方から渋谷に行かねばならぬ用事がある。
ちょっとだけ回り道して矢口渡に立ち寄り、久し振りにラーメンビッグで腹拵えしてから目的地に向かうことにした。
瓶ビール500円。
チャーシュー麺並盛麺硬め(850円)+ホウレン草(100円)。
驚いたことに、このご時世に、全く値上げをしていないのであった。
もうね、素晴らしいよ、ビッグボス!
電気もガスも小麦粉もビールも激しく値上げをしたのに、この価格を維持する姿勢、本当に頭が下がります。
なにしろラーメン並はたったの500円だからね。
卓上のおろしニンニクを小匙一杯投入してから頂きます。
ライトな豚骨醤油がウリのラーショ系の中でも殊更ライトなラーメンビッグのスープ、沁みるなぁ。
頼りない細麺と、出涸らし系ホロホロチャーシューがこのスープに実に良く合う。
ブルートに対峙するポパイにホウレン草が不可欠なように、日々走るランナーにも鉄分は不可欠で、このクタクタのホウレン草は舌も身体も喜ぶのであった。
いやー、やはりいい店だ。
地元の良心だ。
ちょっとご無沙汰だったのだけど、支持の表明の為にも訪店頻度を上げないとな。
ごちそうさまでした。
また来ます!