月曜日のラーメンは早稲田の巌哲一択になりがち。
肉醤油に半熟煮卵に決めて暖簾を潜ったのだが、生憎と卵が売りきれていたので、急遽変更、肉塩。
旨い。
幸せの味がする。
出汁で勝負する優しい塩スープは、完全に無形文化遺産の和食カテゴリー。薬味の紫蘇がまたいいアクセントになっている。
そして優しい食感の手打ち細麺が、このスープに実に良く合うのだ。
スープは麺を100%活かす為の助演である。
そしてフランベしたマグロと、薄切りから厚切りまでグラデーションの楽しめる肉、脇役達が主役を脅かすような凄まじい存在感を放つ、実に豪華な布陣だ。
この日も朝から11km程走ったので、汗と共に失われた塩分、有酸素運動で失われた糖質、筋損傷の回復に不可欠なたんぱく質、疲労回復効果のあるというアリシンを効率良く摂取、舌と脳が悦んだだけではなく、恐らく身体も悦んでいるはずである。
最高!
ところでこの日カウンターの向こう側には、大量の巨大なカラスミが並んでいたのだった。
店主はまた何か新しいことを企んでいるのだろうか。
今後の動向にも注目せざるを得ない。