ウイルス性腸炎との診断で体調を崩してから、会社帰りに独り蒲田で飲むという習慣を、封印していた私だった。
何故だろう?
多分、理由はない。
ただ、真っ直ぐ帰ることがルーティンになっていただけだ。
そんな訳で、お久し振りに蒲田の駅構内を出て、国民酒場を目指します。
赤星大瓶410円。
安い、旨い。
新メニュー、豚肉と鶏肉のピリ辛マヨ和え350円。
細切り揚げちくわスティック250円。
これはアイデアメニューですね。
ビールに合う。
酎ハイBIG450円。
まぁまぁ安い、そこそこ旨い。
締めて1460円は、巌哲の鮪塩冷やしよりも540円も安い。
流石は国民酒場、素晴らしいの一言。
元総理大臣の国葬を行うぐらいなら、この店に国民栄誉賞をあげて欲しいぐらいだよね、まったく。
竹中平蔵的新自由主義とアベノミクス以降、この国は一部の持てる者と、多くの持たざる者とに二分されてしまい、総体としては、また世界のなかで相対的にも弱くなってしまった。
1億総中産階級というのは、前世紀の幻想だ。
そして一部の持てる者をより優遇し、多くの持たざる者を切り捨てていたのが、元総理大臣ではかったか。
心あるクリエイターの視点は、常に低い。
国民酒場のこの視点の低さと値段の安さが、多くの国民を救っているのは間違いないだろう。
そんな支持の表明を、定期的に行わねばならない。
赤星大瓶410円。
もやしナムルブラックペッパー200円。
新メニュー、ハチノスもやしオイスター炒め480円と酎ハイBIG450円。
締めて1540円は素晴らしい。
国民の国民による国民のための酒場、それが国民酒場だ。