米山の後にイタリアンでワインを2本も空けてしまった我々に、最早正常な判断力などというものが残されているはずもなかったのである。
気が付けば駅を通り過ぎ、自家製麺伊藤に辿り着いていた。
オーダーはシンプルに中華そば、650円也。
肉そばをオーダーしないだけの理性はかろうじて残っていたようだ。
サウスイースタンアジアな男性店員のワンオペだった店内は、自家製麺伊藤というよりもニューエベレストモモセンターといった趣だったが、ラーメンはいつもの伊藤のそれだった。
以前の辟易するほどの塩味もここ最近はマイルドになっている点も好ましく、パツパツの麺がまたこの煮干しスープによく合うのだった。
まさに締めラーに相応しい一杯だ。
隠れ家的な雰囲気も良い。
近いうちの再会を約束して解散。
赤羽フルコースは5時間超に及んだ。
そして翌朝は傷つくことを恐れて、体重計には乗らなかった。