三連休2日目の日曜日、白樺湖、諏訪湖ランニング合宿の為に早朝4時半に起きたのだが、直後から下腹部の激痛と下痢でトイレに籠ることになった。
何だ、これは?
午前中はほぼトイレの住人と化し、お腹が一段落すると、急激に熱が上がり、あっという間に38度超え。
今宵の宿にキャンセルの連絡を入れ、解熱剤、風邪薬、胃腸薬を大量摂取して様子を見ると同時に、amazonで抗原検査キットを購入。
翌月曜日、海の日には、お腹はほぼ正常になったものの、熱が下がらず遂には39度にまで。
参ったな、流行とは無縁の生き方をしているのに、流行りの伝染病にかかっちまったか?
しかし、プライム会員特典でこの日の夕方早くも届いた抗原検査キットで早速調べると、結果は陰性と出た。
明けて火曜日、まだ熱は38度近くある。
診察を頼もうとかかりつけ医に電話をするも、全く繋がらない。
仕方なく出掛けてみれば、なんと病院は大行列、本日分の発熱外来は予約で埋まったので、明日また電話をくれとのこと。
これが噂に聞く医療崩壊の始まりか?
近所の他の内科に電話するも、何処も状況は同じである。
困って東京都の発熱相談ダイヤルに電話するも、混雑しているとの音声案内が流れるだけで一向に繋がらず、大田区の発熱相談はずっと話し中、いよいよ世界は恐ろしいことになっているようだ。
昼前にようやく東京都の発熱相談に繋がり、近隣の病院を3軒紹介してもらったのだが、電話したところ何れも診察不可との回答。
万事休したところ、会社の人事部から紹介された病院のweb予約システムで、ようやくPCR検査の予約が取れた。
しかし、翌日の夜の予約であり、結果の判明は翌々日になるという。
翌朝ダメ元でかかりつけ医に連絡するも状況は昨日以上に悪いらしく、結局人事部から紹介された新橋の病院にお世話になった。
しかし、新橋まで行くには公共交通機関を使うしかなく、そういう人達は多いに違いなく、これは感染は更に急拡大するに違いないことは容易く想像出来たのだった。
さて、私を問診した若い医師は、しきりに首を捻っていた。
即ち、私の症状は激しい腸の痛みと下痢から始まったこと、そしてBA5の感染者が一様に訴える喉の痛みが皆無なこと、彼の見立てはウイルス性腸炎だそうだ。
しかし熱がある以上PCR検査はすべきとのことで綿棒で鼻をグリグリ。
そして解熱剤の他に、ウイルス性腸炎用の抗生物質を処方するので、コロナ陰性なら1週間続けること、陽性なら即服用を止めること、との診断で終了した。
翌朝、メールで結果が届いた。
陰性。
ホッとしたと同時に、病名が確定していないモヤモヤも残った。
発熱から5日目、まだ熱は37度台半ばにとどまっていたからだ。
或いは、何らかのヤバい病気を患ったのだろうか?
とりあえず、処方された抗生物質を飲み続けよう。
それでも治らなければ、その時はその時だ。
そして、5日も続けて走らなかったのは、実に2年振りなのであった。