夏至直前の暑い日だったが、朝から走った後にアイス2個(正確には凍らせた豆乳だが)、プロテイン倍量に始まり、アイスコーヒーやら緑茶やらルイボスティーやら冷たいモノを摂り過ぎちゃったので、ランチは敢えて温かいものがいい。
そんな私のチョイスは、巌哲@早稲田の肉醤油だ。
早稲田への散歩で汗をかいてしまい、冷たいメニュー「盛り」への誘惑が券売機の前で押し寄せてきたけれど、初志貫徹。
身体の冷やしすぎ、特に内臓の冷やしすぎは、お腹の弱いランナーにはご法度だ。
旨い。安定的かつ哲学的に旨い。
常に進化を止めない護国寺のMENSHOと比べると、巌哲のレギュラー・メニューは完璧に仕上がったブレることのない完成品、どちらが良いとかではなく、哲学が違うのである。
ちなみに私が大好きなアウトドア・ブランド、パタゴニアには「何も取り去るものがなくなった時にその商品は完成する」という商品哲学があるそうだが、私はこの考え方が大好きだ。
長距離走るということは、とりもなおさず無駄な動きや力を可能な限り排除し、ランニングエコノミーを追求し続けることに他ならないし、バンドにおけるベースの役割というのも、楽曲の求める音とリズムを探し続けることだと認識している。ルート弾きということではなく、必然性のあるフレーズ、という意味である。
意志を持った継続や反復が、哲学するということなのだろう。
良いこと言ったぜ、ごちそうさま!