Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

年度末の鰻

年度末なので予算を消化したい隣の部の部長が、その日フロアにいた全員に、鰻を振る舞うと言い出した。

 

余っているから使うという発想は支持出来ないし(そもそも売上予算は達成していない)、コミュニケーションの一貫としての社員同士の飲食は重要だと思うが、それぞれのデスクで鰻を食べることに何の意味があるのだ?

 

しかし、そんな説明をするのも億劫だし、パスして1人外に食べに出るのも感じ悪いし、乗っかることにした。

私も不必要な波風を立てないようにバランスを取れる程には大人であり、同時に純粋さとか強さとか、そういうポジティブな何かを失い、きっと汚れてしまったのだろう。


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一目で中国産と分かる極太鰻、そしてその臭みを隠蔽するために鰻にもご飯にも大量のタレがかかっている。

下品極まりない。

全く好みではない。

鰻は好物であるが故に、点数は辛くなる。

もつ焼きと同じ理屈だ。

 

やはりこんな鰻をご馳走になるぐらいなら、自腹で吉野家の牛丼を食べる方が会社的にも個人的にも大正解だったなと思う。

 

周りを見渡す。

私には悲惨な村社会にしか見えない。

この村に馴染んではいけない、この村に住んではいけないと、改めて強く思うのだった。

 

そう、私はこの村に通っているだけで、仲間でもなんでもないのだ。

波風は立てないのもいいが、決して村に飲み込まれてはいけないのである。