Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

ラーショを巡る冒険~ラーメンショップ川崎水沢店

日曜日。

張本勲のいないサンデーモーニングを見終えたら、着替えてランニングに繰り出す。


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平日より長めの17kmでフィニッシュ。

キロ6分半ペースから入り、キロ5分まで上げる緩いビルドアップ走、いい汗かきました。

 

洗濯し、予め沸かしておいた風呂に浸かってリフレッシュしたら、ビールを飲みながら別府大分毎日マラソンの中継を観る。

アスリート達の圧倒的なスピードに、文字通り圧倒されながら応援する。

誰を?

全選手をだ。

彼等の巡行速度である1km3分そこそこのペースは、恐ろしいことに私の全力疾走よりも遥かに速いのである。

凄いよね、アスリートって。

 

レースの結果を見届けたので、では遅めの昼飯に繰り出しますかね。

 

いつも蒲田というのも芸がない。

 

私は、いつか訪ねようリストに入れていた、横浜市ラーメンショップ高田店を目指す。

聞いたことのない地名に距離感を掴みかねていたが、東横線から横浜市営地下鉄に乗り換えれば、我が家から僅か30分程で高田駅に到着するのである。近いものだ。

だがしかし、


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ビーン!(死語)

臨休?

早仕舞い?

マジか、でもこれもラーショあるある、ではある。

 

身体は完全にラーショ・モード、いくら横浜家系の本場ど真ん中に身を置いていようとも、最早ラーショ以外ではこの飢えを充たすことは出来そうもない。

スマホを駆使して調べると、この沿線にラーメンショップ荏田店があるのを発見。しかし日曜日定休とある。駄目だ。

 

さらに検索を続けると、川崎北部市場近くの陸の孤島に、ラーメンショップ川崎水沢店を発見。あ、この店の名は何度となく聞いたことがあるぞ。

ここだ!ここしかない。


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横浜市営地下鉄グリーンラインからブルーラインに乗り継ぎあざみ野へ、そこから小田急バスに10分揺られ、更にバス停から10分近く歩き、遥々来たぜラーメンショップ川崎水沢!

公明党のポスターがペタペタ貼ってあるのが個人的には微妙だが、暖簾には椿の文字、期待度MAX!


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瓶ビールのあるラーショ。

大冒険の末のビールが沁みる。

卓上の調味料は椿食堂本部のもの。


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キタ━(゚∀゚)━!

ネギチャーシュー麺、麺硬め。

これぞラーショというルックス。ジャンクでありながら、美しい。卓上のおろしニンニクを入れてからいただきます!

 

謎の調味料クマノテ風味の薄めなネギは若干泥臭く、ネギが主役のラーショにしてはやや残念。

硬めコールした麺はコシがあり、ライトな豚骨醤油スープと出涸らし系ホロホロチャーシューもいかにもラーショ、旨い!

うまいラーメンショップうまい的に旨い!

矢口渡のラーメンビッグも旨いし大好きだけど、やはり椿直系のラーメンショップの旨さは格別だ。

席が寸胴の真ん前で、その中のスープは煮えたぎっており、もしや熱々のスープが出てくるのではと思ったそれは、いつものラーショのぬるいスープであったのも不思議。

 

浅くてワイドな丼形状のせいだろうか?

 

ごちそうさま、と店を出る。

店の前が運良くたまプラーザ行きのバス停、しかし時刻表を見ると次のバスは運悪く70分後だ。

Google Mapで最寄駅を調べるとたまプラーザ、そして距離は2.5kmもある。

なに、たかが2.5km、フルマラソンの十六分の1にも充たない短距離じゃないか。

ランナーにとっては恐るるに足らず。
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Google Map先生の言う通りに歩くと、未舗装の農道が現れた。

川崎市水沢、そして横浜市青葉区は、なかなかにワイルドだ。

 

通し営業、日曜日オープンのラーメンショップ川崎水沢店、使い勝手が良さそうだけど、公共交通機関を使うとこんなにも苦労する。

しかし、車で来たら折角ラインナップされている瓶ビールを我慢せねばならない。

 

やはりラーメンショップの真髄を味わうことは、かなりハードルの高いことなのである。