ギブソンのベースとは、フェンダーのベースとは全く異なる方向性で成り立っている。
その違いが面白く、また、サンダーバードのハムバッカー二発のピックアップもヤンチャな音かと思いきや、ミドルが豊かでアンサンブルの中でいい感じで抜けてきて、かつバンドの音も締まる気がする、“使える”音だ。ボディ形状もカッコいいし、今後出番は増えそうだ。つまりスタジオでもっと弾きたくなっているのです。
しかしながら、1ヵ所だけどうしても許せないパーツがある。
ブリッジだ。
ボディとの接地面積が小さく、弦の振動が十分にボディに伝わらない気がするのが1点。でもこれは設計の問題なのでどうしようもない。
それ以上に駄目なのが、各弦ごとのサドルの高さを調整出来ないため、弦高はブリッジ全体で調整しなければならないということ。
そして指板のRとサドルの高さが合っていないのか、2弦がちょっと高いのである。
色々と調べると、HIP SHOT社から各弦の高さが調整出来、尚且つネジ穴のピッチが同じでポン着け出来るサンダーバード専用ブリッジがリリースされているのを発見、背に腹はかえられぬと早速購入した。
土曜日、馴染みの楽器工房にブリッジ交換と全体のセッティングをお願いしに行った。
楽器を預けて帰りは赤羽か東十条にもつ焼きを食べに行こうと思っていたのだが、若き無頼派リペアマンはその場で30分程で仕上げてくれた。
むむ、明らかに音が変わったな。音の抜けが更に良くなった気がする。
ネックの状態もとても良いとのことで、弦高もかなり下げてもらった。
和音を弾いても、ダウンピッキングでもビビらず、プレイアビリティも向上、めでたしめでたし。
次のスタジオが楽しみになってきたぜ!
さて、楽器を担いで赤羽か東十条というのも気が進まないので、真っ直ぐ帰ることに。
しかし昼飯も食べてないし、喉も潤したいしで、結局蒲田の馴染みの店に寄ってしまった。
もつ焼きでん。
赤星大瓶は720円に値上げ。
2軒隣の国民酒場じぃえんとるまんなら410円で飲めるのになぁ。
マカロニサラダ。旨い。
ハラミネギポン酢。旨い。
フライドポテト。普通。
埼玉屋インスパイアのレモンサワー。
本家が恋しい。
サクッと飲み食いしてお会計。
赤星は随分と高いけど、料理3品酒3杯で2500円程というのは、まぁ安いことは安い。
荷物もあるのではしご酒はせずに、そのまま帰宅。
土曜日の哀愁。