13時からの会議の前に昼御飯を食べられず、14時半にようやくランチに向けて会社を出た。
この時間だと通し営業の店しか狙えない時間帯だが、生憎とこの日は月曜日。
通し営業の護国寺MENSHOも、昼営業15時半までのBASSOも、定休日なのである。
少し考えて向かった先は、神楽坂の龍朋。
ガビーン(死語)。
こんな時間に7人待ちとは!
しかし、よく見れば2人連れが2組と3人組の合計3グループから構成されている列である。相席はなくテーブル単位で案内される龍朋ならこれは3人待ちと同じことだ。
案の定、というか予想よりも早く5分程の待ち時間で入店となった。
チャーハンが看板メニューの龍朋だが、この日のオーダーはネギチャーシュー麺1070円。
気分は米より麺だったのだ。
チャーハンのお供に出てくるスープが、ラーメンのスープである。
醤油、塩、味噌という通常の区別とは別のベクトルを向いた味覇っぽい味の不思議なスープ、これがなんというか、クセになる旨さ。
豪快なチャーシュー、ざく切りのネギ、町中華的な頼りない麺、うん、旨いじゃないですか。
だけど、周りの多くの客が食べているチャーハンを見ると、何か重大な忘れ物をしたような気分になる。
満足したのに、何かが充たされないというパラドックス。
この想いは、龍朋再訪してチャーハンをたべるまでは果たされないのだろう。
いやはや。