今宵のお宿、上諏方ステーションホテルの駐車場の敷地内に佇む居酒屋、ちゅうぼう。
凄いシチュエーションに、潔い店名だなと興味が湧いたので、思わず扉を開けてしまった。
店内には昔ヤンチャしてたような強面のシニア男性が1人座っていたが、それは客ではなく店主だった。
ビールを頼むとキリンラガーの大瓶、なかなか良いチョイスだ。
馬刺。
旨いんだけど、タテガミがないとちょっと寂しいな。
店主のオススメ。蓮根と挽き肉と正体不明な何かをピリ辛に炒めてレタスで包んで頂きます。ビールに合う~。
日本酒呑み比べセット。
右から左にいくにつれ、辛くなる。
日本酒呑み比べセットその2。
全て辛口で揃えてもらったのだが、左端の辛口(銘柄は忘れたけど佐久の酒)がヤバい。
スッと喉を通る。何も引っ掛からない。そしてふわっと香りが抜ける。ヤバい、本当にヤバい。これ、いくらでも飲めちゃうよ。
これの一升瓶を買ったら、恐ろしいことになりそうだ。
日本酒に合う軽いツマミを頼んだら、焼き味噌が出てきた。
長野っぽいよね。旨い。
締めに最高と言われるがままにオーダーした冷製コーンスープ。
そんなこんなでお腹も膨れていい感じに酔いも回って翌朝も走るのでお会計。
おっと、宿泊費より高くなってしまった。
まぁ、いいか。
旅先に金を落とすのも観光客の務め、酒も食事も旨かったし、いい店でしたよ。
店主は酒蔵巡りが趣味だそうで、好きが高じて長野に移住してしまった程の好き者らしい。
「うちでしか呑めない」と店主が豪語する地酒が多いのは、自ら脚を運んだ蔵と直接契約したからなのだそうだ。