朝イチから部下と連れ立ってそれはそれは遠くにある取引先に打合せに行った帰り道、市ヶ谷で途中下車して昼飯を。
上司である立場を悪用し、有無を言わせずに鰻屋へ入る。
創業200年とも言われる老舗の阿づ満やである。
松竹の上に、寿という最高ランクがあったので迷うことなく寿を。
うなぎが三枚も乗った豪華なお重、そしてうなぎに比例するようにご飯もたっぷり。
しかしご飯の量に比べると、タレが少し足りない感じ。
女将が「タレが足りなかったら言ってね」と事前に断っていたのは、要はタレが他店に比べて少ないということなのだろう。
でもタレだけ足すのは粋で鯔背な江戸っ子気質からは掛け離れているような気がして、そのままいただきます。
夏バテ気味の身体にうなぎが沁みる。
常連とおぼしき老夫婦3組が昼からどんちゃん騒ぎしていたのには辟易したけど、うなぎに罪はありませんからね。
平賀源内の策略にまんまとハマってしまっているけど、暑い盛にはうなぎが食べたくなるというのは確実に刷り込まれてしまってますな。
ごちそうさまでした。