Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

MENSHO(護国寺)

護国寺の形成外科で恒例の身体のケア。

ついでのランチに向かった先はMENSHOであります。


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暑い時には、やっぱりつけ麺、気合いの大盛り。


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先ずは塩&フリーズドライ醤油で、麺の旨さをダイレクトに味わいます。

昆布水を纏った自家挽き自家製麺は、蕎麦感の強い和を感じる麺。旨い。


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一拍遅れてスープがサーブされる。

鶏が香るあっさりスープ、しかし小数点以下の細かな足し算が複雑な旨味を加え、大振りのドライトマトが全体的に酸味と甘味を加え、何が何だか訳がわからない重層的な旨味。

 

これはヤバい。

オリジナリティが極めて高く、それでいて奇をてらった感じは皆無、新スタンダードつけ麺の誕生とも呼ぶべき説得力と普遍性がある。普遍性とは、ありきたりという意味合いではなく、ラーメンが好きな人なら誰もが旨いと思うだろうという意味合いにおいてである。

 

うーん、実に旨い。

ラーメンの多様性は無限だ。

そしてラーメンの多様性に打ち震えることの出来る幸せを、噛み締める。

 

限定された人生には、限定された幸せがあるとは、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に書かれていた表現だが、コロナ禍も2年目、そして行動が、営業が制限されるなかで、何故かオリンピックは行われるという不条理さも加わった狂った世界においても、限定された幸せが確実にあり、限定された幸せを享受出来るという真理が、私の救いとなる。