血液検査をしても異常が見つからず、しかし薬も効かない謎の下痢。
心因性のものか、はたまたとんでもなくヤバい病気か、色々と調べているうちに、気になるワードに出くわした。
ランナー下痢。
日常的に走ると内臓が揺らされることで負担がかかる。
更に、汗冷えで下痢を誘発しやすくなるという。
確かに、5月に入り気温が高くなってから、つまり発汗量が異様に増えてからこのしつこい下痢は始まった。
これを原因と疑ってみてもいいかもしれない。
最近ランニングの時に着ているシャツは、吸湿発散性に優れたパタゴニアのエアチェイサーシャツだ。
ランニング中に浴びる向かい風で、汗をかくそばからどんどんと蒸発しているはずで、ということは気化熱で表面体温は相当に奪われるはず。
走り終わった後のクールダウン時に自分のお腹を触ってみると、確かにメチャクチャ冷たくなっているのである。
走らない、という解決策はない。
私は汗冷えを防ぐ手立てを調べまくった。
そしてとんでもないソリューションを発見した。
ミレーのドライナミック・メッシュ。
網目状の変態的な下着である。
まるで志茂田景樹の衣装のようだ。
しかしながら、あちこちでレビューを拾うと、多くのランナー/トレイルランナーから登山愛好家まで、汗冷えしないと大絶賛の嵐である。
試さない手はないな。
早速購入。
いやー、羞恥心ハンパネェ。
着用して鏡をみたところ、物凄い変態感である。
決して人に見られてはいけない姿だ。
勿論このまま走るわけではなく、Tシャツとランパンをその上に着るわけで、心の奥に隠された変態性は、表面的には見えなくなる。
早速10km程走ってみた。
うん、いいね。
想像以上にいい。
Tシャツとランパンはいつものように汗でどろどろ。
しかし変態下着のメッシュがもたらせる空間のお陰で、身体はさらっとしている。
汗冷えもかなり緩和されている感じだ。
さらに、身体に密着するコンプレッション機能のお陰で、乳首が守られてニップレスを貼る必要もなくなり、また、股擦れにもなりにくいという嬉しい副次的なメリットもあった。
もしかしたら志茂田景樹も変態性ではなく、快適性を追求していたのかもしれない。
実際にこれを着用し始めてからお腹の具合も徐々に改善していき、1週間後ぐらいに約1月半振りの快便に出会った。
長かった...。
良い買い物だった。
予備的にもう1セットを追加購入し、もう完全にミレーの虜である。