Everything in Its Right Place

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龍朋(神楽坂)

何故かはわからないが、唐突にネギチャーシュー麺が食べたくて堪らなくなった。

しかし、私の職場の近くには、ラーショやラーショ的なラーメン屋が存在しないのである。

 

それでも不吉な老婆の呪いのように、私はネギチャーシュー麺に取り憑かれていてもたってもいられない。


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調べると、チャーハンが有名だが実はメニュー豊富な町中華の雄、神楽坂の龍朋にネギチャーシュー麺がありましたよ。

残念ながらラーショのようにネギにクマノテと胡麻油は混じってないけど、贅沢は言ってられません。

 

チャーハンについてくる中華スープが、このラーメンのスープと同じなようだ。

味覇っぽい味だけど、ありそうでないスープである。旨い。

 

5枚載ったチャーシュー、厚みもあって美味しい。

 

町中華でありながら、高い独自性を有しているこの店、新雅と双璧をなす名店と言って良かろう。

 

チャーハンを食べたい時に来る店。

という位置付けなんだけど、それってこの店の多様性を享受していないようで勿体無いことなのかもしれない。

 

これを機会に色々試してみようかな。

と思いつつも、チャーハンを食べずに龍朋を出ると、何か重大な忘れ物をしたような気分になるのだった。