ソマリランドの余韻冷めやらぬなか、気分転換に軽いものが読みたくなって、積ん読の沼からサルベージしたのは再び高野本。
イスラム飲酒紀行である。
こちらは抱腹絶倒のユルユル高野本であります。
タイトルが全て。
イスラムの教義でアルコールが禁止のイスラム圏での酒探索記である。
トランジットステイしたジャカルタ空港で酒を探して彷徨ったり、カタールのドーハ空港でお土産のジョージアワインを没収されたり、イスラム圏で酒にまつわる哀しい思い出のある私には、身につまされたり、スカッとしたりと、かなり感情移入しながらあっという間に読んでしまった。
嗚呼、面白かった!
こういう軽く読めてゲラゲラ笑える本も、とても大事なものであります。