Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

博多らーめん力丸(鵜の木)

土曜日。

 

南西爆風予報で船は出ないし、たっぷり惰眠を貪ろうと、目覚ましもセットせずに寝たところ、途中何度か覚醒はあったが、ようやく目覚めたのは9時をとっくに過ぎていた。

 

確かに私は22時には就寝したはずである。

平日も8時間は寝ているし、寝溜めが必要な状況ではないのだが、やはり春眠は暁を覚えないものなのだろうか?

 

洗濯を済ませてから着替えて、昼前に多摩川沿いにジョギングに繰り出した。

何も考えず下流に向けて走り出す。

羽田かみやを越え、大鳥居に到達。折角ここまで来たならばと羽田空港まで行って戻ってきた。


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往復26km弱。

多摩川の河川敷は体感で20mぐらいの暴風が吹き荒れており、大変に走りにくい条件で、LSDペースにしてはやけに疲れたのだった。

 

湯温40度設定でぬるめの風呂を沸かし、筋肉を解すようにkindleもってゆっくりと入浴。

 

ロングスリーパーがロングスローディスタンス(LSD)走を行うと1日が短く、風呂から上がるとまだ朝飯前だというのに既に陽が傾いている。

 

そうだ、朝昼夜兼用の食事に、5時開店の力丸へ行こう。

 

5時ちょっと過ぎに店の前に到着すると、10人以上が列をなす、見たこともない光景が広がっていた。

猛烈濃厚激臭博多らーめん、嫌いな人は嫌いだろうが、好きな人には堪らない二郎的な同店、閉店を惜しむファンは多いのだ。

文庫本を持ってこなかったことを軽く悔やみ列に接続。

 

 

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まずはビール。


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そして半熟味卵ラーメン、茹でコールはハリガネ。

生にんにくをクラッシュし、紅生姜と白ゴマをかけてから頂きます。

旨い。猛烈に旨い。

間違いなく東京でナンバーワンの博多ラーメンである。


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替玉は、唐辛子を練り込んだピリ辛麺、赤をハリガネで。

旨い。本当に旨い。

嗚呼、私はソウル・フードを失おうとしているのだ。

その哀しみが、旨さを倍加させる。

 

don't take it for granted.

 

力丸のみならず、全てに当てはまる真理だ。

 

閉店まで残りあと1ヶ月強。

毎日だって通いたい。

寂しい。

辛い。

 

家に帰り、喪失感を肴に赤ワインを飲む。

前夜あれ程寝たというのに、いつしか寝落ちしていた。