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第一回チキチキ印旛沼マラソン大会

千葉県佐倉市と言えば、今は亡きかの名伯楽・小出監督のお膝元である。

 

その佐倉市印西市にまたがる印旛沼を2周しようというのが本日のミッションだ。


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ほう、ここ印旛沼オオハクチョウの越冬地でしたか。


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ところがこのように風光明媚なのは残念ながらコースのごく一部だけ。葦とススキしか見えない湖畔のサイクリングロードは印旛沼を周回しておらず、途中はマナーの悪い軽自動車がビュンビュン走る狭い農道を6km程走らねばならず(突っ込んでくる車避けて軽く足を捻った)、とてもじゃないけど快適とは言えないコースだ。

 

この日も走り初めて直ぐに左脚の前脛骨筋が痛み始め、直ぐに右脚も痛くなり、6kmぐらいまで騙し騙し走る。

いったいどうすりゃいいんだろね、この悪癖は?

 

痛みが取れたら身体が軽くなり、10km以降は割りとスイスイ(と言っても遅いけど...)走れるように。

 

2週目に突入、余力があったので少しペースを上げてみる。

初めての30km走、気合いを入れて6時に起きたものの、自分で決めたこととは言え長い距離を走ることが億劫で8時近くまでベッドでウダウダしてしまったが、案ずるより産むが易し。30km走、恐るるに足らず!

 

しかし、25km過ぎからのダラダラ続く長い登り坂、1周目では難なく登った坂がキツく、脚が重くなってきた。

坂が終わってホッとしたのだが、脚は坂を登っている時より重くなり、前に進む感じがしない。

 

そして29km過ぎたところで唐突に両足のハムストリングスが攣ってしまった。

これが30kmの壁というヤツなのだろうか?

痛みに耐えてもがくように走りなんとか30km、まだ駐車場までは1km以上あったがここでstop running。


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脚を止めた途端、両方のふくらはぎも攣ってしまい、みすぼらしくよちよち歩きで車へ向かった。

腿やらふくらはぎが攣るのは初めての経験だ。

 

箱根駅伝で脚が痙攣した選手の苦しみを初めて理解出来た気がする。

まさに地獄の苦しみである。

原因として思い当たるのは、ジェルで栄養補給はしたけれど、腰のスポーツドリンクは一切飲んでいなかったこと。つまりは脱水だ。

脚の重みは恐らくは予兆で、攣るときは一気にガツンときて、そして攣った後で慌てて水分補給をしても手遅れということも学んだ。

 

失敗から学ぶこともある、というより何かを学ぶときは大抵の場合失敗からである。

 

達成感と反省と。

名伯楽のお膝元で有意義なランだったと言えよう。