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コンマリ的冬ラン

片付けの苦手な私は、何年か前に近藤麻理恵氏のベストセラー本、「人生がときめく片付けの魔法」を購入して読んでみた。

 

しかし、彼女のメソッドの中核をなす「ときめく」という少女趣味的概念に馴染むことができず、「寝言は寝て言え」的に私の心には全く響かなかった。

 

お陰様で、我が家はいまだ片付かないままである。

 

さて、衣替えの季節である。

短パンにTシャツで走るには辛くなってきたので、Amazonで数年前に購入した冬ランのお供のジャージを、片付かないカオス的なクローゼットの奥の衣装ケースから取り出した。

 

上下で3000円程度と安くはあったのだが、久し振りにみるとこれが実に野暮ったいのである。

ま、ジャージですからね。

袖を通すと着心地もモッサリしている。

ま、所詮ジャージですからね。

 

考えてみれば、私は子供の時分より何故だかジャージが大嫌いであり、学校の体育着を除けばこれが生まれて初めて買ったジャージなのだ。


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コロナ禍がもたらせた私の心境の変化のひとつに、好きなモノやコトには積極的にお金を使おう、というものがある。

 

ジャージを着て走りたくないなと思った私は、愛するパタゴニアの冬ランウェア、ピークミッションジャケットなるものを購入してみた。

ちなみに下半身用のピークミッションタイツは、先月の諏訪湖ラン&黒部ダム用に一足早く購入済みだ。

 

ウインドシェルの裏に網目状のマイクロフリースが張り付けられ、見た目以上に保温性が高い。

しかし、吸湿発散性も高いので、中は今の時期でも意外と蒸れない。

撥水加工も施され、小雨ぐらいなら問題なく弾くようだ。

何よりジャージよりもずっと軽いし、見た目もすっきり、着心地最高!

 

うーん、ときめくぅ~。

ときめきランニングですよ、これは。

寒くなると走りに出るのが億劫になるが、これを着て心ときめけば、真冬の早朝でも颯爽と外に飛び出せそうだ。

時に形から入ることも、モチベーション維持には有効なのである。

 

ところで「ときめき」を理解した今、近藤麻理恵の片付け本を読み返せば、我が家も劇的にときめいて、まるで魔法のように片付くかもしれないな。