6時半の朝食開始時刻の少し前に食堂に降りると、ラーメン二郎並みの大行列。
恐るべし、go to トラベル。
7時20分頃にチェックアウトし、扇沢というバスステーションへ。
ここから電気バスに乗って、目指すは黒部ダムだ。
本当は北アルプスの燕岳登山を目論んでいたのだが、先週の降雪にビビり、黒部から北アルプスを眺める作戦に変更したのである。
観光放水の時期は終わっていたのだが、二つある放水穴のうちひとつが開いており、それなりに迫力のある放水が見られた。
しかし、迫力が凄まじいのはこのダムの高さ、巨大さである。
上から下を見下ろすと、脚がすくむ。
恐る恐る撮った写真は何故か保存されていなかった。
そもそもダムの建設現場に資材を運ぶために扇沢から掘られたトンネルも凄まじい。
大変な難工事だったそうで、ダム建築に携わって殉職した職員数はなんと171人に及ぶという。
慰霊碑。
殉職者名簿。
紅葉も、雲間に見える冠雪したアルプスも綺麗だったけれど、私の意識はダムに釘付けであった。
再び電気バスにのり、麓の扇沢まで降りると、バスステーションは恐ろしい程の大行列が形成されていた。
早めの行動が吉と出た。
さ、では次の目的地、諏訪湖に向けて出発。