伊吹山に登る予定だった。
しかし、3140円の通行料を払えば、伊吹山ドライブウェイを走って車で九合目まで行けるのである。
私は伊吹山登山は金で解決することにした。
九合目駐車場から登り始めて20分程で早くも頂上が見えてきた。なんとも達成感の無い登頂である。
お寺もあります。
山岳信仰が実感として肌で感じられる今日この頃。
霊仙山方面には雲が掛かっているが眺望は抜けており、これならリベンジ出きるだろう。
という訳で、九合目の駐車場まで降りたら、目指すは再び霊仙山だ。
前日同様醒ヶ井養鱒場の駐車場に車を入れ、林道をひたすら歩いて登山口に着いたのは11時半。前日より約1時間遅いが、天気予報は曇り後晴れ。遅くなるほどに天気は良くなるはずであり、むしろ丁度良い時間と言えるかな。
幸先良く、陽が差してきたところで、さぁ、登りますかね。
鬱蒼とした森のなかを黙々と粛々と歩く。前日は六合目付近まで誰とも出会わなかったが、この日は開始直後から多くの下山者とすれ違う。
五合目まで登ると、初めて眺望が開ける。
うんうん、良い感じ。
六号目付近。更に良い感じ。
七合目付近。快晴、とまではいかないけど、悪くない天気だ。
陽射しはあるものの風が強く、体感は前日よりも涼しい。
八合目霊仙神社到着。
ここから先はなだらか。
九合目、経塚山山頂到着。
昨日はホワイトアウト状態でこの九合目になかなか辿り着けなかったのだ。
スマホアプリに保存されたGPSの軌道をみると、前日は大きく登山道を外れていたことがわかる。
雲がかかるも、伊吹山がちゃんと見える。
ここから一旦下り、隣のピークを登れば...
霊仙山頂に到達!二日続けての登頂だ。
残念ながら真上に厚い雲がかかっているが、それでも霧は皆無で360度見渡すことが出きる。
山頂から下界を見下ろすと、結構登ったんだなぁと実感出来て、しばし感慨に浸る。
ヤバい、登山のこの達成感は、アオリイカ釣りやタイラバに通じるものがあるかもしれない。つまりは、苦労が報われた悦びだ。
下山時に何度か足を滑らせ、メルカリで購入したHOKAの登山靴が少し大きくて足にフィットしていないこともあり、両足の親指を痛めてしまった。
それでも私は何とも言えない幸せな気分だった。
これは天気の良い日に大山もリベンジ登山しなくてはなるまい。
山を下りながら、私は次の山のことを考え始めていた。