目指したのはラーメンビッグであります。
この日は淡麗系の名店いそべより、化学調味料な気分だったのだ。
ラーメン好きにとって、時に化学調味料とは正義なのである。
おまけに帯状疱疹治療薬の副作用か、生唾が出て口のなかがなんだか常時苦く、繊細な味を楽しめそうなコンディションにないのも一因だ。
ラーショ系定番の卓上調味料。
そしてオーダーはチャーシュー麺、麺硬め。
分厚い出涸らし系チャーシューが豪快に5枚入って850円は安いとも言えるし、ノーマルなラーメンが500円であることを考えると割高とも言える。
しかしこの日は草津湯で空けたスーパードライで満足しちゃってこれ以上ビールを飲む気がおきず、この良心の塊のような店に500円しか落とさないのは私の良心が許さないので、これでいいのだ。
豚骨出汁もカエシの醤油もライトなのがビッグ流。
これが癖になる味なんですよね、ってこの老舗との付き合いは僅か半年ほどの新参者ですけど。
スープ一口麺一口を味わったらニンニク投入。
半分ほど食べ進めたらラージャン投入で更に味変。
ビフォーも旨いがアフターも旨い。
ラーショの代名詞的なネギがないのが残念だが(ここのネギは単なる長ネギのスライス)、ラーショの本質を味わえる名店。
ごちそうさまでした。