京都大学の山中教授が提唱したジョギング・エチケット、かなり定着してきたようで多摩川の土手を走るランナーも、ざっと見たところ7割ぐらいがマスクかそれに代わるものを着用している。
私はこの提言を100%信じている訳ではないが、多摩川サイクリングコースを利用している他のランナーやウォーカーやその他大勢の人に余計な心配や不快感を与えない為にも、やはり対策は怠ることが出来ない。
そんな訳でAmazonで冷感ネックカバー耳かけ付きなるものを購入してみた。
薄手の生地で、確かにひんやりとした着け心地、密着性も高く、これは悪くないと思ったのだが...。
密着性の高さが命取り。
つまり汗をかくほどに呼吸が苦しくなり、5km手前で溺死寸前、慌てて外してしまった。
うーん、ダメだこりゃ。
もったいないので釣りの時の日焼け対策として使うとするか。
結局今まで使っていたピッタマスクに勝るものはなく、残り1枚となってしまった黄ばんだマスクを大事に大事に使っていた。
ピッタマスクの供給が追いつくまで、この1枚が果たして持ちこたえてくれるだろうか?
ところがある日、近所のスーパーオリンピックで、プライベートブランドのピッタマスク擬きが大量に売られているのを発見した。
試しに購入してみると、これが素材も形も大きさも、まんまピッタマスクだった。意匠登録してあったら、完全にアウトなほどにそっくりの丸パクリ!
実際に装着して走ってみると、ポリウレタンの通気性の高さ、そして汗をかいても溺死しそうになることもないのもピッタマスクと同様、これで我が多摩川土手のジョギングライフは安泰だ。
ところで最近多摩川サイクリングコースには、自宅に贈られてきたアベノマスクに封入されていた紙と同じデザインの、3つの密を避けましょう看板があちらこちらに設置されている。
確かに最近stay homeによる運動不足解消の為か、多摩川サイクリングコースでジョギングやウォーキングをする人が以前より増えているような気がする。
しかし、それで困ることは3密よりも、多摩川サイクリングコースのルールを知らないことによる秩序の乱れだ。
つまり左側通行、しかも自分を追い抜くジョガーや自転車に配慮して極力左寄りを通る、横に並んで歩かない、コースを横切る時は必ず左右を確認する、これらが守られないと接触事故のリスクが非常に高まるのだ。
こちらも是非山中教授に啓蒙してもらいたいところ。