JRの線路に沿って北上する形で商店街の外れに見つけたるはイタリアン。
リーズナブルっぽいし、ここにしようと予備知識もなく飛び込む。
昔はモツ焼きの後もひたすらビールと焼酎を飲んでいた我々も、最近は2軒目はワインをセレクトすることが多い。
立派な大人なのである。
サラリーマンの運命とは紙切れ一枚でどうにでもされてしまう木葉のような軽さと儚さが本質だ。
しかし全ての物事には良い面と悪い面がある。
私としては、我々が揃って厄災から逃げることが出来た祝杯のつもりで赤ワインを飲んでいた。
神の血も、我々を祝福していたはずだ。