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BASSO江戸川橋

限定のつけそば狙いでBASSO江戸川橋へ。

 

ビーン(死語)!

券売機の限定ボタンに灯るは売切ランプ。

なんてこった...。


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やむなくノーマルなつけそば(並盛)に特製トッピング。

いや、旨いんですよ、BASSOのつけそば。

でも限定に肩透かしを喰らってしまった落胆で、なんだか悲しい味がする。

 

そして店長ご夫妻、割と客前でも平気で揉めガチなタイプなのだが、この日は嫁がいつになくブチキレており、それに店長が応酬する形で重ね、雰囲気が悪くて仕方がない。

急いで食べて、スープ割を貰ったら、逃げるように退散。

目の前で揉められると、本当にいたたまれないと言うか、居心地が悪いのよ。

夫婦仲良くしてちょうだいね!

4月のランまとめ

4月の走行距離は232kmだった。


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月間走行距離が300kmを下回るのは昨年10月以来半年振り、250kmを下回るのは昨年4月以来実に1年振りである。

 

レース3週間前からテーパリングを始めて走行距離を意図的に落とし、レース後は酷いダメージで思うように走れず、更に4/28に三度目のワクチン接種を受けたところ、翌29日は発熱の為ランオフと、減るべくして距離が減ったというところだ。

 

昨年5月に月間走行距離の目標を250kmに設定し、以降毎月クリアし続けていたのは、ウルトラマラソンランナーの岩本能史氏がその著書のなかで、「トレーニングで一度に走って逆効果にならないのは月間走行距離の1/6まで」、と書いているのを読んだことがきっかけだ。ならば毎月フルマラソンの6倍の距離、すなわち250km以上コンスタントに走っていれば、タイムはさておき完走の可能性は高まるに違いないと思ったのだ。

 

結果として、30km走やインターバル走という持久力とスピード強化の為の定番の練習を一切することなしに、初めてのフルマラソンを無事に4時間で完走することが出来たので、この仮説は正しくはあったと思われる。

 

色々とマラソン指南書の類いを読み漁るにつけ、走行距離と走力は比例せず、重要なのは量よりも質だという。

しかし、質の良いランニングとは、すなわち追い込むことで、これが私にはツラくて出来ないのだ。辛いことが続く訳もない。

 

今月からまた質ではなく量を上げていって、これからの暑いオフシーズンも250kmを目標に走っていこう。

量は質を超えないまでも、充分に補えると信じて。

国民酒場じぃえんとるまん蒲田店

会社帰りに国民酒場じぃえんとるまん蒲田店に立ち寄り。
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赤星大瓶410円。

安いわー。


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もやしナムルブラックペッパー200円。

安定的に旨い。


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とり天ぷら380円。

旨い。


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ハイボール270円。

 

スタグフレーションにも資源高騰にも輸入インフレにも負けず、今日も庶民の味方な国民酒場じぃえんとるまん蒲田店、客の入りの少なさが気になった私は、もっと責任感をもって足繁く通わねばと殊勝(?)な想いを抱いた。

愛する店への支持の表明と、持続可能的経営のサポートの為には、客は金を落とすしかないのである。

お店が永く続くよう、従業員がキチンと処遇されるよう。

 

それにしても1ドル130円って、どれだけ国力が下がってるのよ?

私が金融機関に勤めていた頃は、日本円は安全資産、有事の円買いというのが国際金融システムの常識だった。

それが今や、いくら狂った利上げがあったとは言え、戦争犯罪国ロシアのルーブルより弱い通貨に成り下がったとは、目も当てられない。

それもこれも、アベノミクスとやらの弊害に違いなく、死して尚国民に迷惑をかけ続ける元宰相って、いったい、あれ?まだ死んでなかったか、いずれにせよ悪政のツケはまだ払い続けることになるのだろう。

物価上昇と、景気悪化と、富裕層と貧困層の二極化は、今後も続くんだろうな。

これじゃ海外に行っても、円の弱さから色々なグレードを落とさざるを得ないよな、常に貧乏旅行がモットーなのだとは言え。

 

じぃえんとるまんの安さを喜んでばかりいられない根本的な問題が、ここにある。

MENSHO(護国寺)

恒例の護国寺の形成外科にて下半身のリハビリ、ついでのランチはMENSHOにて。

 

気温も高くなってきたので、久々に挽き立て小麦つけめんを大盛で。
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まずは麺と塩、粉末醤油が提供。

スープなしで麺の旨さをダイレクトに味わうべし。

小麦というよりまるで蕎麦のような高い風味。食感も中華麺より蕎麦に近い独特な麺。

旨い。


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ワンテンポ遅れてサーブされるスープ。

つけ麺のスープとしてはかなりあっさりで、麺の風味を邪魔しない、中華というよりもフレンチとかイタリアンを思わせる上品なスープだ。

流石は孤高のMENSHO、あっさりした奥には重層的で複雑な旨味があり、アクセントのドライトマトもハッとしてグーな旨さで、ここでしか味わえない独創的な旨さ。

 

旨い。実に旨い。

 

あっさりしているのでそのままでも飲めちゃうんだけど、スープ割を貰うとコンソメのような、更に洋風テイストが増してうまくなる。

どんなマジックだ、これ?

 

先日の値上げでつけめん大盛は1300円の高級品になってしまったけど、その価値は充分にある至高の一杯、大満足でごちそうさま。

常寿司(駒込)

昔の仲間たちとの同窓会的な秘密のディナー、@駒込常寿司。この面子でここに集うのは約半年振りだ。

20代(♀)、30代(♀)、40代(♂)、50代(♂)と年齢も性別も今では部署さえもバラバラなかつての同僚たちだが、彼等は今でも私の同志であると同時にスパイでもある。


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ビールはサッポロ黒ラベル大瓶。

いいチョイスだ。


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お通しはよくわからない貝とヒラメの昆布締め。


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刺身盛合せ。この店は貝が特に旨いので、貝マシマシでオーダー。


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トロタク巻きたくさん。

幸せの味。


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握り。いい仕事してます。


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旬の穴子は別オーダーで1人2貫。メチャクチャ旨い!


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アオサの味噌汁で締めます。

 

開店直後の6時半から閉店時刻の11時まで、いっぱい食べていっぱい飲んでいっぱい話してお腹も心も大満足。

 

かつての部下たちは揃って言うのであった。

曰く、「自分を取り戻す会合だった」と。

私もそこまでピュアではないので、社交辞令を額面通りに受け取るはずもないのだが、冷静に考えてみれば、私自身が私を取り戻したような感覚が確かにあったのだった。言い得て妙である。

 

自分を取り戻すとは、つまりは組織に求められた役割を自らが果たすうちに、多かれ少なかれ自分を見失っていた、ということなのだろう。

 

私自身が、かつての部下や同僚たちのモチベーター足り得なければ、最早会社において私の存在価値は皆無なのだ。

腐っている暇などない。

私のモチベーションの源泉はヴィジョンであり、それはヴィジョンを共有出来る同志の存在なしには持ち得ないのである。

 

半年後にこの店での再会を誓って、それまでお互いに頑張りましょう!

HELLO, GOODBYE~ベース購入と売却

ちょっと遅めの自らへのバースデー・プレゼントに、少々、いや、自らのスキルを考えれば大いに気合いの入ったベースを買ってしまった。


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2020年製、フェンダー・カスタムショップ・プレシジョンベース。

一見普通のプレベに見えるのだが...


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ヘッドデカールジャズベース。

つまり、プレベボディにジャズベネックというハイブリッドなベースなのである。

 

私は武骨なプレベサウンドが大好きで、実際にフェンダーアメリカンビンテージ・シリーズの57年式プレベ(97年製)を所有している。

しかし、ナット幅が44mmと私のメイン機のジャズベより約6mmも太いので、大変に弾きにくい。

特に最近作った曲では、コード弾きとアルペジオを多用するようになり、太いネックのプレイヤビリティの低さに、この数年は出番がほぼ無くなっているのが現状だ。

 

ところで1968年に、フェンダー社のプレシジョンベースは、ナット幅が細くなるモデルチェンジが施され、また私自身の生まれ年が1969年なので、なんとなくこの年代のネックの細いヴィンテージプレベをデジマート(楽器検索サイト)で定期パトロールをするのが習慣になっていた。

たまに見つかる68年と69年のプレベ、オリジナリティが高くて状態の良さそうなもので70万円を下回る個体はまずなく、指を咥えて眺めるのが関の山だ。

 

しかし、先日某有名ヴィンテージ楽器専門店で、ボディはリフィニッシュ&ザグリ埋め、ペグ、ブリッジ、ポット、ピックアップ等々ほぼ全てのパーツ換装、オリジナルはネックぐらいという凄まじいコンディションの1968年製プレベをみつけた。

価格は50万円を下回っており、頑張れば買えそうな価格帯だ。

仕事で渋谷に行った帰り、会社に戻るのに大回りして新大久保を経由して、試奏の為にその楽器屋に立ち寄った。

う~ん、笑っちゃうぐらいパキっとした音。プレベらしい図太さも、ヴィンテージらしい枯れ感も全くなく、やたらとハイが耳障り。アンプのイコライザーをいくらいじって(いる時点で既に駄目だが)も、求める音には到底ならず、唯一良かったのは68年まで採用されていたラッカー・フィニッシュ・ネックのやれた手触りぐらいなものだった。リフィニッシュとかペグ交換とかブリッジ交換とかなら個人的にはあまり気にしないのだけれど、ピックアップ交換したヴィンテージは駄目なのだということがよく分かった。

 

この試奏が刺激となり、ヴィンテージで良いのがなければ、フェンダーカスタムショップ(以下c/s)のリイシューものでいいものがないかと探していてみつけたのが、今回購入した機材だ。

いや、正確に言うならば、これ以前に候補が2本あったのだが、悩んでいるうちにいずれも売れてしまったのだ。事程左様に楽器とは一期一会だ。

そして悩んだ楽器が売れてしまう経験が続くと、次の行動は素早い。

 

さて冒頭に書いた通り、プレベボディのジャズべネックというハイブリッドのみならず、他にも面白いスペックが満載のこのベース。


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まずはブリッジがRSD(Research Special Division) High-Massブリッジという裏通しも可能なものが付いている。オリジナルより自重が重く、ボディとの接地面も大きいため、サステインが伸びそう。何より裏通し仕様は、私の男の1本、78年製スティングレイが採用しているスペックであり、個人的に心惹かれるものがある。裏通しの方がボディが鳴るという説は、眉唾物ですけどね。

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ちなみに私のメイン楽器のジャズベースも接地面の大きなBADASS型のBABICZブリッジに換装したら、LOWは引き締まり、サステインが明らかに増した。


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更にジョイント部のネックヒール加工で、ハイポジションがとても弾きやすい。

最近の楽曲でハイポジを多用する曲が何曲かあり、これも私には魅力的なスペックなのだった。

ちなみにネック裏はヘヴィレリックで塗装がほぼ剥がされており、スベスベ触感で気持ちが良い。


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3弦のストリングガイドも地味に有難い。テンション感が抜けやすい3弦は、ペグのブッシュへの巻き回数を、他の弦より1巻き多くするのが常だが、これなら無頓着に巻いても問題なさそう。

 

何より、ボディ材がスワンプ・アッシュというのも惹かれる。

アッシュボディのベースを所有するのは初めてだが、極薄ラッカーフィニッシュから透けて見えるアッシュ特有の綺麗な木目は惚れ惚れする。

 

ネックも木目の美しい柾目(クォーターソーン)で、眺めているだけでワイン1本空けられそうな楽器だ。

 

スペックのみならず出音も少し変わっており、最初に鳴らした時はアレ?っと思ったのだが、和音を弾いた途端に一発でヤられてしまった。そのあたりは来週のスタジオで存分に鳴らしてから、改めてインプレッションを記したい。

 

オリジナル原理主義者たちは顔をしかめそうな、眉をひそめそうなスペック故か、新品同様のフェンダーc/s製のベースとしては割りと安かったけど(ワンオフ感は私にとってはむしろプラスだ)、絶対的に高いことに変わりはなく、私は購入資金捻出の為に2本のベースを下取りに出した。


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まずは先に述べたフェンダーアメリカンビンテージ・プレシジョンベース。

嗚呼、これもオリジナルのアノダイズドゴールドのピックガードの手触りが気に入らなくて、わざわざオリジナルでピックガードを作ったんだよな。

そしてこの楽器のヤンチャな重低音に対応すべく組んだのが、今のエフェクター・ボードである。今現在の私のベースサウンドの原点を作ったのは、間違いなくこのベースだ。


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そして、当時清水の舞台から飛び降りる覚悟で大枚をはたき、長らく私のメインベースに君臨していた男の1本、ミュージックマン・スティングレイ1978年。

アーニーボール社に買収される前のいわゆるプレ・アーニー期のオリジナル・スティングレイ、歴史的価値としては今回買ったベースとは比較にならないほど高く、出来ることなら売りたくはなかった。

しかし私はコレクターではない。

弾かないベースは手元に置くべきでないし、最近とみにタマ数激減のオリジナル・スティングレイ、探している人は少なくないはずで、ちゃんと弾いてくれる人に嫁いだ方が楽器も幸せだろう。私はアクティブ・ベースはもう自分のバンドでは使わないことに決めたのだ。


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アーニーボールの表記のないヘッドデカール、これがなんとも可愛いんだよなぁ。

いやー、別れがツラいわ。

 

好い人に買われてくれよ!

私に子供はいないが、これが娘を嫁にやる父親の心境なのではないかと、擬似体験をした。

あまりにも切なすぎる。

BASSO江戸川橋

えらいこっちゃ、BASSO江戸川橋が限定麺を始めているじゃないか!

 

14時半まで会議だったが、昼営業15:30までのBASSOなら余裕で間に合う。

と、気持ち早歩きでお店へ向かう。


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毎年この時期に提供される限定メニュー、濃厚中華そば。

魚介動物ダブルスープを濃厚にすると、いかにもなマタオマ系に陥りがちだが、そこは安心と信頼のBASSO、上品かつ力強いという二律背反を具現化した絶妙の仕上がり。

動物強めかな?と思いきや、魚粉のような風味が追いかけてきて、実に旨い。

 

この濃厚スープに合わせるは、つけそば用の太麺。

拡大方向の調和がお見事。

クリーミーなスープは昨年よりも濃厚で、更に旨くなっているように思えるのは気のせいだろうか?

 

やはりBASSOの限定はすべからく試したい。

 

限定のつけそばもあるので近いうちの再訪は必至だ。

 

ごちそうさまでした。